中小企業の生き残る道は
新分野えの進出
平成14年5月27日
TS会員 本 村 隆
中小企業の経営も大きな革新の時期にきている。今までの製品や経営のやり方をそのまま踏襲していては、生き残れなくなってきている。
そのことを反映してか、最近中小,小規模企業ほど新分野えの進出取り組みが増えてきていると聞きます。
ここに、NHKビジネス塾で放映された、兵庫県姫路市にある建設会社の新分野えの取り組みの例を紹介します。
会社の規模は、従業員15人、昭和46年操業、かって6億の売上が昨年は3億
進出に当たって何を柱にしたか
1、環境分野えの進出 2、建設現場で発生する木屑に注目
3、プラスチック業者に廃棄樹脂がたくさん出ることに注目
廃棄される木屑を、廃棄される樹脂でかためて合成木材を作ることに成功する。この合成木材の特徴は。
1、これまでの合成木材と違い、ノコやカンナがかけられる。
2、何回もリサイクルが出来る。
3、コストがはるかに安くできる。
この技術が認められ、兵庫県の「先進的中小企業新分野進出支援事業」の補助金と民間金融機関の融資で大量生産設備の投資も出来て、事業化している。
補助金、民間融資にあたって、民間出身のOB技術者のアドバイスを得て、立派な事業計画書を作ったことで、補助金と民間融資を受けられたと社長さんが喜んでおられたことを付け加えておきます。
我々TS会も何かのお役にたてると信じています。気軽に相談していただければと思います。